
ふみサロ! SNSで人気が出る文章の書き方サロン!
元角川学芸出版女編集長が教える!SNSで人気が出る文章の書き方サロン!
課題本から受けたインスピレーションを基に800文字のエッセイを執筆して、月一でのセミナーと課題作品の合評会をします。
7月の課題図書
『失敗の科学』
日本航空123便墜落事故の遺書から
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マリコ
津慶
知代子
どうか仲良く がんばって
ママをたすけて下さい
パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
~ 中略 ~
津慶しっかりた(の)んだぞ
ママ こんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達の事をよろしくたのむ
今六時半だ
飛行機は まわりながら
急速に降下中だ
本当に今迄は 幸せな人生だった
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いつ読んでも涙が込み上げてくる。
1985年8月12日、乗員乗客合わせて524名中、520名が死亡した国内史上最悪の航空事故、
日本航空123便が墜落する直前に書かれた遺書である。
長男が高校入学してすぐに行われた、木下晴弘氏の講演会で、
日本航空123便墜落事故の遺書が、スライドショーで流れた。
自分も、まわりも、涙、涙、涙。
鼻をすすり上げる音も聞こえた。
「人間、死ぬ直前で勉強しなさいと言わないでしょう。
今、目の前に、お子さんが存在してくれているだけで
ありがたいことなんですよ」
木下氏から説明受けると、素直に受け入れることができた。
長男の高校は、親の教育も大切にする学校だった。
おかげで、長男に勉強しなさいと言わなくて済んだ。
その長男も大学2年生になった。
私は、子育てが落ち着き、学び直しを始めた。
ふみサロでの勉強も、学び直しの一つである。
7月の課題『失敗の科学』で、遺書のことを思い出して、
読み返すことができた。
なんて、自分はちっぽけなことで悩んでいるのだろうと気付く。
今こうして、エッセイの課題に取り組んでいること、
好きなことが出来ていることに感謝する。
今、生きていることに感謝して、
今に集中して生きたいと思う。
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