『すずめの戸締り』 の感想

たのしみ

日本が抱えている問題

災害の多い日本
神々が宿る日本
廃墟が増えた日本

それらを融合させて、隠されているメッセージを1つ1つ掘り起こして考える作業がとても楽しかったです。
私が見た深海誠作品の中で、一番よい作品だと思います。

私より1つ年上で、同じ団塊ジュニア世代の監督が描く世界は、共感が持てます。
監督が奏でる神秘的な世界も私は好きです。

認めたくない現実をどう受け入れるか

難しいテーマです。

・すずめの悲しい記憶
・日本自体が青年期を過ぎての老年期に差し掛かっている現実

すずめの記憶は、すずめ自身が受け入れることができましたが、これからの日本を受け入れる宿題はまだ残っています。

最愛の母を失って、
「自分なんかどうでもよい」
「いつ死んでもよい」という自暴自棄に似た絶望感から
草太と一緒に生きたいという気持ちに変わる場面はわかりやすくてよかったと思います。

私の震災の経験

私も成人式の2日後、阪神大震災を経験し、
神戸の大学へ通ってたので、
翌日から長い春休みになりました。

最近では、大阪北部地震で、新快速の中に閉じ込められました。
電車の中では、地震を感じないのですが、乗客のアラームが一斉に鳴り出す異様感は覚えています。

栗東駅近くで、線路に降ろされて歩きました。

映画も、アラームの一斉音が、何回も出てきました。
アラームは心の奥底に残ってしまうものだとわかりました。

今、何ができるかを考える

2020年4月、コロナ禍にこの映画は企画されました。
無事にお披露目されてよかったです。
先行き不透明の中でも、自分を信じて前を向くと、何か進展はあると思います。

地震以外にも、世の中が変わってしまう災害も今後あるかもしれません。
今を大切にして、まわりに感謝するということ再確認しました。

始めよう。
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