『これからの生き方図鑑』感想 「親も子も幸せになるために」

おすすめの本

栗山監督の「信じ続ける勇気」 P190

『これからの生き方図鑑』の魅力は、タイムリーなニュースが多いことである。
だから、古典的な自己啓発書よりも身近に感じやすい。

栗山監督の「信じ続ける勇気」は、上司と部下の関係だけでなく、親子の関係にも参考になる。

現在、高2の次男は、高校受験勉強のとき、昼夜逆転の生活をしていた。
夜の方が勉強がはかどるという思い込みからである。
当然のことながら、朝起きられずに中学校をちょこちょこ休みがちになっていった。
入試直前には、情緒不安定にもなり、残念ながら、第一志望の高校は不合格になった。

昨年8月の「まいたの京都講演会」で、樺沢先生に次男の夜型生活の改善方法について質問した。
樺沢先生の回答は、寝不足の害のエビデンスを冷蔵庫に貼り付けるなど、目に付きやすいところに置いて、黙っておくことだった。

実際に、冷蔵庫にエビデンスを貼ったが、改善の兆しがなかったので1ヶ月で剥がした。
半分あきらめモードにもなった。

しかし、『言語化の魔力』を読んで、睡眠ばかりフォーカスするのでなく、次男の良いところに視点を変えることに気付いた。
そして、次男が気付くことを信じて、黙って見守ることにした。

そうこうすると、今年5月、次男は、何かのきっかけで、たまたま早寝早起きしたら、気分がすっきりすることに気付けた。
その頃から、夜10時には寝て、朝5時に起きる習慣に変えていった。
そして、自由研究のテーマを自分の経験を生かして『睡眠』にしたのである。

栗山監督のように「信じ続ける勇気」を持つことの大切さを学べた。

失敗体験が少なすぎる P230

2人の息子から、私は、「昔のお母さん」「今のお母さん」という表現をされる。
「昔のお母さんは、ガミガミうるさくて嫌だったけど、今のお母さんは、理解力あっていい」とのこと。

私も、「子どもに苦労させたくない」「子どもに失敗させたくない」と思っていた。
特に次男は、小学校1年の最初の懇談で、優等生の太鼓判を押された。
「どうやったら、勉強も運動もできて、やさしい子に育つのですか?」と褒められたのである。
そこから、次男を優等生に育てないといけないという勝手な思い込みを作ってしまった。
その思い込みに気付いて手放すまで10年かかった。

大学2年の長男は、自尊感情が低い。
乗り越える壁が高いと、すぐに「死にたい」と思ってしまうようである。
そのことを知ったのは、1年前くらい。
「昔のお母さん」には、長男は悩みを打ち明けることが出来なかったのであろう。
「昔のお母さん」は、0-100思考だった。

健康で幸せに生きる8つの方法 P326

最後におさらいとして、「健康で幸せに生きる8つの方法」は、とても活用しやすい。

「ミラーリング」があるように、子どもは親を真似る。
親子関係に悩んでいる親御さんは、ぜひとも、「健康で幸せに生きる8つの方法」を読んで欲しい。
お子さんの年齢は関係ない。
大切なのは、今から始めることである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました