課題本から受けたインスピレーションを基に800文字のエッセイを執筆して、月一でセミナーと課題作品の合評会をします。
8月の課題図書
『絶滅危惧動作図鑑』藪本晶子著
初めてのラフティング
8/8、「ぷち樺沢じゅく」の仲間と、京都保津川で、初めてラフティングをした。
「ぷち樺沢じゅく」とは、4月の樺沢紫苑先生の懇親会で、知り合った4人で作ったグループラインの名前である。
コンフォートゾーンを抜け出す企画を実行している。
今回のラフティングツアーのガイドは、かんちゃん。
かんちゃんは、長身で細身、こんがりと日焼けしたイケメン。
日本人には珍しく、仕事は楽しむものという考えの持ち主である。
夏はラフティング、冬はスノボーをしながら焼き鳥店の店長までこなす。
かんちゃんが、落水したときの浮き方、救助方法の説明をしていたら、「ぷち樺沢じゅく」の仲間が、
「助けられたら、もう、惚れてまうやん」
と、発言して、和やかな雰囲気になった。
いざ、ラフティングが始まると、さらに、かんちゃんのカッコ良さは際立った。
かんちゃんは、ボートの一番後ろに乗って、私たちに指示しながら、自らも漕いでボートをコントロールした。
また、保津川の歴史、住みついている動物の説明をしてくれた。
ちょうど鮎を狙っていた鵜が、ジェット機のように低空飛行から高く飛び立つ話は、とてもわかりやすかった。
「ぷち樺沢じゅく」の仲間に、トランスジェンダーのかえでちゃんがいる。
中身が男性のかえでちゃんは、身体能力が高いけど、恥ずかしがり屋である。
かんちゃんは、かえでちゃんをやさしく誘導し、一番高い崖から川へジャンプを成功させた。
かんちゃんも、後ろ向きに回転して川へ飛び込んだのは、圧巻だった。
かえでちゃんは、絶叫マシンが苦手なのに、高い崖からジャンプできた自分に驚き、新たな発見をすることができた。
かんちゃんとすっかり仲良くなって、かんちゃんの奥さんが元お客さんだと知った。
樺沢先生のおかげで心理学に詳しくなった私たちは、こういうのを「吊り橋効果」だよねと盛り上がった。
私も、あと20歳若ければ、かんちゃんに惚れてしまったのかも…。
帰宅後に、ラフティングのことを家族に報告したら、長男から、「俺より、大学生っぽいじゃん」と言われた。
コンフォートゾーンを抜け出すと、行動が若返るのは面白い。
作品の意図
作品のテーマは、コンフォートゾーンを抜け出すと、そこに新たな出会いがあって面白いことを伝えたい。
「船を漕ぐ」からの、初めてのラフティング体験が連想できた。
年齢がバラバラで、しかも、平日に参加できて、トランスジェンダーの女の子がいる不思議なグループだけと、ツアーガイドのかんちゃんは、自然体で接してくれたことがよかった。
「今を楽しむ」ということをかんちゃん自身も実践していて、ラフティングツアー会社のスタッフも同じような価値観の人が集まっている。
「吊り橋効果」のトキメキを加えることで、若々しい気持ちを再現した。
写真を掲載することで、何歳でも楽しめるよと伝わればうれしい。
あとがき
かんちゃんも私たちのことをブログに書いてくれました。
かなりの熱量で書いてくれているので、よければご覧ください。
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